調停を阻むために遠くに引っ越す夫

調停を阻むために遠くに引っ越す夫

これは狙って起こったわけでなく、結果的に起こったケースです。

離婚調停を行う場合、基本的には相手方(調停を申し込まれた側)

の住所地で行う必要があります。

例えば、相手が東京から北海道に引っ越した場合、

北海道の家庭裁判所で行うことになります。

これだと、調停を申し込んだ側は何度も北海道に行くことになり、

働いている人だと、非常に大変です。

このため、仕方なく調停を諦めざるを得なかったケースがありました。

 

ちなみに、遠隔地の場合、TV会議システムのようなものを利用して、

わざわざ遠くまで行かなくても調停できるような仕組みがあるそうです。

ただし、これは両者の合意が必要ですので、相手に悪意があれば、

利用できない可能性があります。

 

調停ができないとなると、離婚したい側からすると、非常に困ったことになります。

裁判は可能ですが、お金と時間がかかります。

こうなると、多くの人が『もう疲れた…。なにも要らないから離婚したい…』

と考えるようになります。

その結果、相手に有利な条件で離婚することになるかもしれません。

とにかく相手に悪意があれば、色々と面倒なことになります。

 

ちなみに、離婚協議書で、調停や裁判をする場合、

どこに行うか予め決めておくことができます。

こうしたトラブルを防止するためです。

行政書士に依頼すれば、しっかりこれらの条項を含めた離婚協議書を作成します。

 

最後にひとつだけアドバイスがあります。

それは、再三になりますが、「円満に離婚した方がいい」ということです。

 

上記のように、相手を怒らせてしまうと、困るのは自分なのです。

どんなに自分に非がなく、正しい立場にあっても、あまり責めすぎると、

面倒なことになってしまうことがあります。

 

以前、離婚で裁判まで進むのは全体の約2%だと書きました。

それには、理由があるのです。

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