離婚協議書に「子供との面会権を放棄します」と書いても無効

離婚協議書に「子供との面会権を放棄します」と書いても無効

『慰謝料も財産分与もなにもいらないから、親権だけは私が!

 そして、二度と私たち親子に関わらないで!』

という考えは、共感できると思います。

実際、多くの夫婦が養育費のことも決めず、ただ離婚するという選択をしています。

 

では、「子供との面会権を放棄します」という離婚協議書は有効でしょうか?

実は、これは無効になる可能性が高いのです。

離婚したとしても、親と子が面会するのは当然のことと考えられ、

事前に放棄させることはできません。

これは、親側も子側も同様だと考えられます。

つまり、特別な理由がなければ、親と子供、双方に面会を要求する権利があるのです。

ちなみに、DVなど、重大な理由で元夫などに会わせたくない場合は、

家庭裁判所に接見禁止を申し立てるべきです。

 

離婚したとしても、お子さんにとって、父親(母親)であることに変わりません。

面会交流はできるだけ、円満に行えることが望ましいでしょう。

 

ちなみに、無効記載事項は他にもあります。

例えば、

・離婚後、養育費を請求したり、金額の増減をお願いしません、という約束

・離婚後、親権者の変更を申立てません、という約束

・非常識な約束(公序良俗に違反する約束)

・法律に違反する約束

などです。

このように、離婚協議書を作成しなかった場合や、自分で離婚協議書を作成した場合、

法律の知識がなければこのような基本的なトラブルを招きかねません。

意外と、このようなトラブルは多いようです。

離婚協議書の作成は、行政書士へ依頼するのが良いでしょう。

NEXT

養育費を請求しませんは有効。養育費は後から変更できる?

HOME

離婚について知っておくべき100のこと

TOPへTOPへ