17.『若さ』はメリットだけではない

他業種に比べて、飲食サービスの開業は若い世代の開業が特徴的です。

『まだ若いのだから大丈夫』『始めるなら若いうちがいい』

若さとはいろいろとメリットがあります。

自由な時間、体力などです。

しかし、『若い』時間は永遠ではありません。

例えば、25歳で開業する場合、10年後は35歳です。

35歳なら、結婚して子供がいるかもしれません。

結婚費用、出産費用、子供の教育資金、将来の貯蓄、

お金がどれだけ必要になるか、考える必要があります。

お金以外にも、たくさんあります。

まずは時間です。

若いときは将来のために、たくさん働けます。

夜も土日も働けるでしょう。

しかし、子供が産まれたらどうでしょうか。

飲食店は夜が収入の大きな割合を占めます。

昼間は幼稚園や小学校があっても、夜はどうしますか。

また、土日に子供と一緒に居られない、

運動会などのイベントも参加できない、

そんな悩みは飲食サービスに古くからあることです。

大手企業のように、夏休みやGWが10日間あるわけではありません。

経営者になれば、上司がいるわけでなく、好きなことができて楽しいでしょう。

大成功してお金持ちになれる可能性もあります。

しかし、子供といる時間を確保するために転職した、という例はたくさんあります。

ましてや、従業員なら、より深刻な問題です。

体力や健康面も同様です。

厨房もホールも立ち仕事ばかりです。

最後に、気持ちの問題です。

若いときは収入が低くても、時間がなくても、身体がきつくても、

『いつか成功するかもしれない』という希望がある限り、頑張れます。

しかし、開業して5年、10年経って、大成功する兆しが無かったら、どうしますか?

これからもずっと、同じ条件で働くことになるかもしれません。

サラリーマンの友人は昇進したり、昇給したり、部下がどんどん増えていく中、

自分は同じような毎日の繰り返しで、大きな変化は望めないかもしれません。

極端に言えば、たった10畳の範囲で、あと30年、ラーメンを何万回も作り続けることになるかもしれないのです。

焼肉

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