急ぐべき!?離婚のタイミングは?

『子供が卒園、卒業するタイミングで離婚届を…』

『新学期に合わせて離婚届を…』

など、お子様の卒業や新学期に合わせて離婚しようと考える方は珍しくありません。

ただ、注意して欲しいのは、離婚届を出せば、すぐに子供の苗字が変わるわけではない、ということです。

戸籍はすぐにできるわけではない

まず、離婚すると、多くの場合で、母親が新しい戸籍を作ることになります。

(お子さんがいなければ、従前の戸籍=結婚前の戸籍に戻ることができます)

このとき、離婚届を出して、母親が新たに戸籍を作る場合、戸籍ができるまで数日から10日程度かかることが多いようです。

(別の市町村に戸籍を作る場合、さらに時間がかかることも)

特に、3月末など、多くの人が転籍をするタイミングでは、より時間がかかります。

この時点では、お子さんは、まだ父親の戸籍にいます。

そして、母親の戸籍が出来たのち、家庭裁判所へ行って、子供の戸籍を父親の戸籍から母親の戸籍に移動する準備=氏の変更許可申立手続きを行います。

この手続きは即日完了する場合と、数日かかる場合があるそうです…。

そしてそして、家庭裁判所で貰った許可証的なものを市町村役場へ持って行って、子供の戸籍を変更する手続きを行います。

そしてそしてそして、やっぱり子供の戸籍の変更が完了するまで、数日から10日ほどかかるようです。

ということで、離婚届を提出してから、子供の苗字が変わる=戸籍ができるまでは、意外と時間がかかります。

市町村や時期によっても異なりますが、『すぐにできない』ということを覚えておいてください。

離婚届の提出=子供の苗字が変わる、ではない

上でちょっと説明しましたが、「離婚届を提出=子供の苗字が変わる」というわけではありません。

逆に言うと、4月からの新学期にあわせて子供の苗字を変更しておきたいのであれば、離婚届はもっと前に提出しておく必要があります。

3月上旬までに家庭裁判所での手続きは終わらせておいて、あとは子供の戸籍を変更するだけ、という状態にしておくといいかもしれません。

学校で使用する名前は選べる

逆に、仕事の都合などで、早く離婚届を出して、子供の戸籍も変えたい!という場合はどうでしょう?

保育園や幼稚園、小学校や中学校で、お子さんが困るでしょうか…?

実は、戸籍上の苗字が変わっても、すぐに学校などで呼ばれる苗字が変わるわけでありません。

札幌市内の場合、出席確認やテスト用紙に書く名前などは、離婚前のままでOKなことが多いようです。

(すべての学校がOKかは分かりませんので、ご確認ください)

ただ、卒業証書や高校への願書は、戸籍と同じ苗字にしなければならないようです。

いろいろなケースがあると思いますが、学校はそこまで融通が利かないわけではないので、まずはご相談してみるといいでしょう。

離婚届を早く出すメリット

『別に、離婚届を出すのはいつでもいい…』と思う方もいるでしょう。

では、離婚届を出すメリットはなんでしょうか?

まずは児童扶養手当が貰えることです。

離婚届を出しても、元夫と一緒に暮らしていれば貰うことは出来ないと思いますが、すでに別居しているのであれば、児童不要手当が貰えるはずです。

例えば、お子さんが2人であれば5万円以上貰える可能性もあります。

また、新しい保育園を探すときも、シングルマザーが優先されると思います。

保育料も違ってきますし、手続きの手間も減ります。

またまた、ご自身の再就職のときも、離婚後の方が気楽でしょう。

『山田』で入社して、1ヶ月後に『田中』に変わるのは気まずいですし…。

苗字や社会保険の手続きのことを考え、離婚届を出すまでは就職活動ができない、とお悩みの方もいます。

また、落ち着くまでは市町村役場や家庭裁判所など、平日の日中にしか対応できないことが多々あります。

運転免許証、銀行の通帳、カード類の住所変更もする必要がありますしね…。

入社してすぐに何度も休むことは難しいですよね…。

急がなくてもいい場合は?

離婚届を早く出さなくても良さそうな場合もあります。

それは、生活費=婚姻費用をたくさん受け取っている場合です。

例えば、専業主婦の方で、ご主人の給料20万円を自由に使っているとします。

もし、離婚届を出して、別居を始めると、児童扶養手当が5万円、養育費が5万円だとしても、仕事が決まるまでは経済的な負担が大きいかもしれません。

別居時には、引越しや新居の費用でお金がかかります。仕事もすぐに見つかるかは分かりません。

当事務所では、経済的なお悩みやお子さんのご希望など、さまざまな懸念を考慮したうえで、ご提案を行っています。

離婚後の生活についてもお役に立てることがあると思いますので、お気軽にご相談くださいね。

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