4組に1組が再婚。ステップファミリーの悩み

ステップファミリーとは?

ステップファミリーという言葉をご存知でしょうか?

ステップファミリーとは…

子どもを連れて再婚し、血のつながらない親子関係が生じた家族、

「ステップファミリー」と呼ばれています。

※今回の記事はNHKニュースの記事を引用する形でご紹介させて頂きます。

離婚協議書を作成する中で、

『ぜんぜん予定はないのですが、再婚した場合、養育費は…』

など、再婚した場合について、遠慮がちにご質問される方が少なくありません。

再婚は悪いことでも、珍しいことでもありませんので、

堂々と(?)お話しされていいのですが…。

以前もご紹介しましたが、結婚件数の4組に1組の割合で、

どちらかが再婚だという厚生労働省の調査結果があります。

それは、「子連れ再婚」も珍しくないことを示唆しているといえます。

 

しかし、「子連れ再婚」が歓迎されていない風潮があることも事実だと思います。

その是非は述べませんが、「ステップファミリー」が大変であることも事実です。

ステップファミリーの悩み

NHKニュースでは

その実情はあまり知られていませんが、NHKがステップファミリーの親と子114人を対象に行ったアンケートでは、実に2人に1人が、新たな親子の関係に悩んでいることがわかりました。

と報じています。

ステップファミリーの悩みは多種多様です。

ただ、ざっくりと考えると、

・「血が繋がっていないから、頑張り過ぎる。完璧を求める。」

・「実の子じゃないから、強く言えない。どこまで叱っていいか分からない。」

の2つに分けられるようです。

「血が繋がっていないから、頑張り過ぎる。完璧を求める。」

親にならなければという強い気持ちが、娘との関係を悪化させていたことに気付いたといいます。

子供のことを真剣に考えれば考えるほど、頑張り過ぎてしまいます。

しかし、それは実の親子の関係より、重すぎる関係になってしまうこともあります。

自然体でいようとすることは、本当に難しいことです。

「実の子じゃないから、強く言えない。どこまで叱っていいか分からない。」

実子ならなにも考えず、叱ったり褒めたり出来るかもしれません。

しかし、ステップファミリーの場合、慣れるまでは距離感が難しいようです。

このため、血縁関係のある母親(妻)に育児を任せきりになることもあるようです。

また、ステップファミリーに血の繋がった子供が増えると、さらに複雑です。

理想通りにできない、自分を責める、ストレスの捌け口になる、悪循環

ほとんどの場合、「幸せな家庭を築こう・築けるはず」という想いで

新しい家族になるでしょう。

しかし、たくさんの場面で、理想通りにならないことが起きます。

そして、それにより、自分を責めてしまったり、ストレスになる場合があります。

そのストレスが子供への接し方に表れてしまい、関係悪化という

悪循環に繋がってしまうそうです。

無理して親になろうとしないこと。代わりではない存在。

大切なことは、

・無理して親になろうとしないこと

・理想と比べないこと

だそうです。

(ステップファミリーのあり方は専門ではないので割愛します)

親は子供にとって、意地悪な存在であるべき?

ステップファミリーの悩みで考えさせられることは、

「家族とは、親子とは、どういう存在で、どうあるべきか」

ということです。

これが理想的過ぎたり、分からないから“正解”に悩むためです。

例えば、

・親子だから愛情をもって厳しく育てる

・親子だから愛情をもって優しく育てる

は、どちらがしっくり来るでしょうか?

「厳しさ」と「優しさ」は反対の意味でしょうか?

述べるまでもありませんが、そんなのなにが正解かなんてありませんよね。

実の親子だって上手く行かないことはたーくさんあるんだし、

みんな子育てに試行錯誤していますもんね。

「嫌われてなんぼ」ではありませんが、親ってそんな役回りもあるでしょう。

継母はシンデレラに代表されるように、“意地悪”の象徴?

さて、ステップファミリーの話に戻します。

継母はシンデレラに代表されるように、“意地悪”の象徴という記事がありました。

それには理由があって、子供は生みの親を神格化する傾向にあるそうです。

なにか嫌なことがあったとき、「本当の親だったら・・・」みたいに。

ちょっと想像できなくはありませんよね。

特に幼いときの離婚、死別などは美化されるようです。

血の繋がらない子供を虐待するのは本能?

”母親の連れ子を継父が「しつけ」と称して殺してしまう例は、児童虐待ではもっともよく見られるケースなんですね。このように、継父的な立場にいる者の子殺しのことを、「ハヌマン・ラングール型の子殺し」と僕は言っています。ハヌマン・ラングールという猿がインドにいます。子育て中の母猿と配偶関係になった雄猿が、相手の連れ子を殺してしまうんです。

理由は、自分の遺伝子を持っている子供を母猿に育てさせた方がいいからです。動物の行動は、彼らの持つ遺伝子の意向に従うということが社会生物学で語られています。”

引用元:ALL ABOUT

引用先にも書かれていますが、人間と動物は違います。

もちろん、動物分類学などの話ではありません。

 

こんな情報もあります。

血が繋がっていないから?ステップファミリーが起こす連れ子の悲劇

でも、70%のステップファミリーは大丈夫

ここまで読むと、ステップファミリーは悪いもののように思えてしまいますが、

私はそう述べたいのではありません。

 

多くのステップファミリーは苦労をしながらも幸せになっていて、

約7割の家庭は問題なく暮らせるようになるそうです。

(この7割という数字、実の親子の家庭だと何割なのか知りたい…)

ステップファミリーと初婚の夫婦の関係はまったく別のもの、と理解し、

しっかりとした知識と愛情があれば、なにも心配ないそうです。

シングルマザー(ファザー)は恋をしてはいけないのか?

長くなったので簡単に。

・「子供のためには、絶対に父親が必要!」

・「子供のために、再婚なんか絶対しない!」

 

どちらに共感できますか?

結局、なにが言いたいか?

お子さんがいる場合、離婚したいと思ったとき、離婚を決めたとき、

どんなときでも、お子様のことが一番、心配だと思います。

その中で、自分の将来も含めて「再婚」ということを、

望むか望まないか別として必ず頭を過ぎると思います。

そんなとき、自信と安心を持って、「再婚」を考えられるような社会になって欲しいと想います。

日本は先進国の中でも養子などの偏見が強く、「多種多様な家族のあり方」に否定的だそうです。

札幌にはステップファミリー専門の相談先はなさそう?

平成21年度 札幌市次世代育成支援対策推進協議会 議事録

によれば、札幌にステップファミリー専門の相談機関はなさそう?です。

平成21年の情報なので、現在は分かりませんが…。

冒頭に、「遠慮がちに再婚のことを質問される」と書きました。

当事務所では、再婚のこともしっかり考えた離婚協議書の作成を提案しています。

どうぞ、堂々と「再婚」のこともご相談ください!

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